アパートのアンテナ設置

一人暮らしを始める方、家族でお引越しをする方、賃貸のアパートへ移り住む方も多いと思います。
新しい家でテレビがスムーズに見られるようにならないと、非常に困りますよね。実はこのような事例はよくあります。
そんな時のために、アパートに引っ越した際のアンテナの設置についてご紹介します。

まずはコンセント部の「壁面テレビ端子」を見つける!

家電用コンセント差込口は部屋の隅にあることが多いですが、丸い差込口も一緒に並んでいませんか?それがテレビ線の差込口です。
「壁面テレビ端子」と呼び、アパート全体で使用している共同アンテナへ接続することができます。
これがBS放送、CS放送に対応しているかはアパートによるので、契約時の書類を見るか、大家に確認してください。

「共同アンテナ」って何?

「共同アンテナ」とは、地形などの理由によって電波の個別受信ができない難視聴地域である場合や、近隣の建物による遮蔽・反射障害がある場合に、受信した電波を複数の世帯へと配信ができる共同受信設備のことをいいます。
アパートの場合、ブースター(増幅器)や分岐器などを利用して、各世帯へ放送電波を配信しています。

アパート入居時によくある、テレビアンテナのトラブルは?

現在日本国内ではテレビ放送電波の地上デジタル化が完了しているので、基本的にはUHF帯地上デジタル放送に対応しているといえますが、こんなトラブルの例もあります。

・地上波アンテナがあるが、BS/CSアンテナがない

新たにBS/CSアンテナを取り付ける必要があります。
アンテナ自体は高額なものではなく、必要な工具があれば取り付けることは自身でも可能ですが、賃貸であれば個人の独断で行うと後々問題になってしまいますので、まずは大家や管理会社に連絡しましょう。
住民の要望により共同アンテナの導入をしてくれることもあります。
また、室内なら問題がないかと気軽に個人でアンテナを購入しても、室内でテレビ放送電波の受信をするためには、アンテナの向きや設定、受信のための必要条件が思ったより細かく、自力で行おうとしても設定が難しく無駄にしてしまうことや、結局業者に依頼するということも考えられます。

・BSアンテナはあるが、受信設備が古いためデジタル放送非対応

1990年代より前の施工の際使われたアンテナ本体が、デジタル放送に対応をしていない場合や、ブースターや分岐器の使用ができない場合があります。
古いアンテナは現在のCS帯域までの電波の受信を想定して作られていないので、周波数が高い電波は受信できないのです。
中介業者の物件の詳細に、築年代が古いアパートでもBSアンテナ可と書かれているのを見かけることがありますが、CSアンテナについて言及されていない表示のものは入居の際にしっかりと確認した方が良いでしょう。

・アンテナがもともと設置されておらず、地上デジタル、BS/CSいずれもケーブルテレビの回線で視聴しなければならない

ケーブルテレビで地上波を受信している賃貸物件も多いです。
表面上は近隣の建物などによる混線を防ぐ目的だとして、実はケーブルテレビ会社が工事費の一部負担をするかわりに、大家や管理会社が入居者へケーブルテレビへの契約促進を行うという取り決めがあることがあります。
自分が見たいBS/CS放送波の単局契約ができないことがあるので、この場合少し面倒かもしれません。
ケーブルテレビはあくまでパッケージとなっていて、専門性が高く人気のあるチャンネルなどは有料オプション扱いになっていることが多いので、料金が高くついてしまうことがあります。

円滑にテレビの設置を行って、ストレスなく新生活を始めるために、入居前にテレビアンテナについてよく確認しておきたいですね。