「弱電界地域」でのアンテナ工事

「電界強度」という言葉をご存知でしょうか?
アンテナを設置している建物がある地域にとどく「放送電波の強度」を表したもので、強度により「強電界地域」、「中電界地域」、「弱電界地域」と大きく3つに分けられます。弱電界地域ではアンテナの選び方、工事の仕方によってテレビ画像が乱れたり、ノイズが入ったりなどの視聴トラブルが生じるケースもあります。弱電界地域でのアンテナ工事について見ていきましょう。

「電界強度」を知るために

放送電波の発信所・送信所から送られてくる「放送電波」をテレビ設置場所に建てたアンテナで受信することによって地デジの視聴は可能になります。電波の発信所・送信所から受信機(設置したアンテナ)までの距離、受信機へ送られる電波を妨害するような障害物の有無などによって放送電波の強度には違いが生じます。発信所と受信機の距離が近い場合や電波を妨害するような高い建物や山などがない場所では電界強度が強くなることがほとんどで、クリアなテレビ映像を視聴することができますが、一方、送信所から受信機までの距離が長かったり、電波を遮る高いビルや山などに囲まれた地域になると電界強度が弱くなって視聴に影響が出ることもあります。

電界地域を見分ける方法

①専門業者に依頼して調査する

アンテナ工事専門業者に依頼すると測定機器によって正確な電波状況が把握できます。

②「A-PAB」を利用する

一般社団法人放送サービス高度化推進協会のサイトでは、アンテナを設置する場所の住所や郵便番号から放送局の受信範囲を確認することができます。

③周囲の住宅に設置されている「アンテナ」を確認する

  • 周囲に設置されている八木式アンテナの素子(魚の骨状の棒)の本数が14本程度であれば強電地域、20本程度の場合は中電界地域、26本程度の場合は弱電界地域の可能性が高くなります。
  • 周囲に壁面(デザイン・フラット)アンテナが多い、素子本数が14本程度の小さな八木式アンテナ多い場合は強電界地域であると予想できます。
  • 放送電波の発信所・送信所が見える場合はほとんどが強電界地域です。

周囲のアンテナを確認して電界地域を見分ける方法を覚えておくと、新しい住まいや土地探しの途中でも、地域の電界強度を予想することが簡単にできます。

「弱電界地域」に合わせたアンテナ選び

弱電界地域の場合は視聴に問題が生じないようにアンテナの種類による特性を知り、強度に合わせたアンテナ選びをする必要があります。

〇八木式アンテナ

屋上や屋根の上など電波を遮る物の少ない高い場所に設置されるため、電界強度の弱い地域での設置に適しています。また、素子数を増やすことで受信能力を調整することが可能です。

△壁面・デザインアンテナ

長方形の薄い箱型アンテナは住居の壁などに設置するアンテナです。建物の色や好みに合わせてカラーも選べるため、そのデザイン性の高さからに人気も高まっています。以前に比べて受信能力も格段にアップしたため弱電界地域での利用も可能と言えますが、八木式アンテナに比べると電波を受信しにくいため、低い壁や屋根裏への設置には注意が必要です。

×室内アンテナ

設置工事の必要がないため1人暮らしなどでの利用が多い室内アンテナですが、室内に設置するため電波の受信が不安定になります。弱電界地位での利用は視聴トラブルが生じる可能性があります。

アンテナ専門業者へご相談を

快適なテレビ視聴のために、弱電界地域でのアンテナ設置においては設置地域に適したアンテナ選びが必要です。新築物件の場合はデザイン重視に走りがちですが、アンテナ工事の専門業者にご相談いただくことで、設置地域に確実に対応できるアンテナ選び、確実・安心な設置工事が可能となります。