4K8K放送はどのぐらい普及している?

ラグビーワールドカップ2019は、日本チームの輝かしい活躍と、日本がアジア初の開催国となったことでかなり注目を集める大きなイベントとなりました。

その試合の放送を4K8K放送で楽しんだという方は皆さんの中でどのぐらいいらっしゃいますか?

来年の東京オリンピックの開催までに4K8K放送の普及率を全世帯の50%に押し上げるという当初の想定は、現時点でどのぐらいのパーセンテージを占めているのか気になるところではないでしょうか。
そこで今回は4K8K放送の普及率とその傾向について掘り下げていきたいと思います。

4K8K対応のテレビの売上=普及率ではない不思議とは?

2019年10月現在で、4K8K対応のテレビ自体の売上は600万台近いとも言われています。
日本の世帯数が約5400万世帯と考えると、9%の世帯で4K8K放送が視聴されている計算になるはずですが、実際の普及率はやっと3%に到達するところです。

一体このテレビの普及率≠普及率の理由はどこにあるのでしょうか?

考えられる理由その①

テレビを買い替えただけで4K8K放送を観る想定はしていない

テレビが古くなって買い替えに行き、たまたま4K8K放送対応のテレビを購入したが、視聴環境を整えるには至っていないというケースです。
実際にはこのようなご家庭が一般的で、いずれ観られるようにするつもりだが通常の地上波で十分だから急いでいないのが一番の理由ではないでしょうか。

一戸建てであればアンテナの老朽化による新設工事のタイミング、集合住宅であれば全体で視聴環境が整うタイミングで4K8K放送の普及が進む世帯と言えます。

考えられる理由その②

新しく必要な機材、工事費などをかけて視聴したいコンテンツがない

4K8K放送の番組は当初よりも増えたとはいえ、BS4Kで10チャンネル、BS8Kで1チャンネル、CS4Kで8チャンネル、その他ケーブルテレビか光回線での視聴となります。
日テレ、テレビ朝日、TBS、テレ東、フジテレビといった主要な放送各社が4K放送の配信を開始したものの、まだ4K8K放送の普及率に大きく関わっていない側面が覗える結果となりました。
その背景にはやはり、地上波デジタル放送開始の時のような「地上波アナログ放送の設定のままではテレビが一切観られなくなるらしい」という情報ほど大きな衝撃として受け止められていない世の中の風潮があるようです。

4K8K放送対応のテレビを買わない世帯もあるのはなぜ?

4K8K放送になると性能が上がるため単純に価格も高くなるので、そこまでの比重をテレビに求めない世帯は4K8K放送対応であるかどうかが重要視されない傾向にあるようです。
しかし機種の価格だけではなくテレビのサイズも大きく関係しており、4K8K放送対応のテレビは画素数を生かすために40インチ以上に作られているのが一般的で、32インチ・37インチのテレビを置く間取りの想定をしている世帯では大き過ぎると感じてしまうのも普及を妨げている理由と言えます。

今後、4K8K放送対応でダウンサイジングしたテレビが登場するのか、40インチ以上でも従来のテレビと違う画期的な置き方ができるようになるのか、どんな進展をしていくのか目が離せませんね。

まとめ

今回は4K8K放送対応のテレビの販売台数と実際の視聴環境の普及率の乖離について着目してきました。
全世帯の50%どころか、現時点では3%程度の4K8K放送普及率は今後どのように推移していくのでしょうか。
テレビの価格自体は2018年の登場からするとかなり抑えられており、4K8K対応ではないテレビと比較しても手の届きやすい価格帯となっています。

さらに今まではアンテナを新しくしないと視聴できない、アンテナ無しならケーブルテレビに加入する方が良いとされてきましたが、簡単な手続きと工事をすれば光回線を使用して4K8K放送がもっと身近に楽しめるように選択肢が広がりつつあります。

来年の東京2020までに、一足早く4K8K放送の視聴を検討されてみてはいかかでしょうか。