4K8Kテレビの主流は液晶?有機EL?プラズマの行方は?

ブラウン管テレビから液晶テレビに移行した時の世間が感じた衝撃は、今や当たり前のものとなってしまいましたが、テレビ画面の進化はまだまだ続いています。
4K8K放送という、今までよりも格段に高い画素数の表示を可能にしているのは液晶テレビと有機ELテレビです。
しかし忘れてはならないのが、フルハイビジョンテレビの火付け役となったプラズマテレビの存在ではないでしょうか。

現在では衰退してしまったプラズマテレビをはじめ、液晶テレビと有機ELテレビの特徴について掘り下げていきましょう。

【それぞれのテレビのパネル構造には違いがある】

①液晶テレビ

ブラウン管の流れを組む液晶テレビ。
色を判別するパネルに対して、後ろから全体を照らすバックライトが配置されています。
パネルは画素数が高ければ高いほど細かく、低ければ低いほど目が粗くなっているイメージです。
パネルの開閉により映像を表示しているので、黒い部分でもバックライトの彩度により多量明るく見えてしまうのが特徴です。

②プラズマテレビ

液晶テレビに対してバックライトではなく画素がそれぞれ発光する構造のパネルを用いたのがプラズマテレビです。
バックライトを無くすことで、より薄型のテレビが生産されるようになり、色の解像度も上がったのが画期的でした。
しかしプラズマ発光には多大な電力が必要になるため、液晶テレビの方が省エネで低コストであるという面から衰退する流れとなってしまいました。
特にプラズマテレビの平均寿命が10年を切るという情報が出回ったり、同時に液晶テレビでの大型化・画素数の高度化が進んでしまったりしたので、追い風となる決定打に欠けたと言えるでしょう。

③有機ELテレビ

「有機エレクトロルミネッセンス」という電圧により独自発光できる有機素材を使ったパネルの名前がその由来です。
有機ELパネルは韓国の「LG」という企業が生産していることは周知されていますが、そのパネルをどのように画面に取り込むか、色彩のバランスをどうするか、などはテレビを生産している各メーカーで特色が違います。
液晶テレビやプラズマテレビのようにライトを使った時に放熱する必要がないので、驚くほど軽量化・薄型化できるのが最大の強みではないでしょうか。

液晶テレビと比べるとお値段は比較的高額になりますが、その分置く場所や用途は従来のテレビの固定観念を覆す存在です。

【4K8K放送対応テレビの主流は?】

現在4K8K放送対応のテレビとして販売されているのは液晶テレビと有機ELテレビです。
有機ELテレビのみが4K8K放送の高度な画素数に対応できるというイメージがあるようですが、液晶テレビのディスプレイ技術も格段に進歩しているため、遜色ないと言っても過言ではありません。

4K8K対応の液晶テレビと有機ELテレビをどう選ぶかについては、機種代金もそうですが実際に店頭で画質を確認し、部屋に対してのジャストなサイズを選ぶことが大切です。
特に今までの画面よりも額縁部分の面積が削られているので、インチ数と部屋に置いた時の印象が違うケースも多いようです。

【まとめ】

4K8K放送の視聴に際して、必ず必要になる4K8K対応テレビ。
その人気は液晶テレビと有機ELテレビで二分されており、テレビの価格だけでなく、性能やメーカーによる画面の特色によって人気が分かれています。
有機ELテレビが登場する前のプラズマテレビは、発売当時は液晶テレビに取って代わる存在として売り出されていましたが、その耐久性や消費電力の面で長くは続きませんでした。

今後も液晶テレビと有機ELテレビはどのような変貌を遂げていくのでしょうか。

4K8K放送の視聴環境を整えるとともに、それぞれのテレビ本体が備えている性能の違いを生かしてみるのもまた楽しみの一つと言えそうです。