ブースターについてー交換は自分でできる?

アンテナ工事に関して調べていくと「ブースター」という言葉がよく使われていることに気づかれるでしょう。ブースターとは受信電波が弱い時に使用する「増幅器」のことです。ブースターが必要になるケース、ブースターの交換についてなど詳しく見ていきましょう。

ブースターが必要となるケース

「電界強度」とはアンテナを設置している建物がある地域に届いている放送電波の強さを表したものですが、電界強度が弱い「弱電界地域」にお住いの場合は、テレビ画像が乱れたり、ノイズが入ったりといった視聴トラブルを避けるためにブースターを設置して受信電波を増幅する必要があります。その他にブースターが必要になるケースとしては、

✓1軒の建物で、複数のテレビを視聴する場合

複数のテレビを視聴するためには、アンテナで受信したテレビ電波を分配器によって分配するために個々のテレビに届く電波が弱くなってしまいます。そのためブースターを使って受信電波を増幅させる必要があります。

✓近所に高層の建物が建ってからテレビの映りが悪くなった場合

電波を遮る様な建物が、アンテナ設置後に近所に建てられるということはよくあることです。その場合もブースターを取り付けることで問題が解消されるケースがあります。

【ブースターの交換について】

故障によってテレビの視聴に問題が出る機器は、

  • テレビ本体
  • アンテナ
  • ブースター

の3つがそのほとんどだと言われています。ブースターはアンテナが受信した電波を増幅させる際に熱を発生させるため、その熱によってブースター内部の電解コンデンサーと呼ばれる部分が劣化していき、増幅機能が作用しなくなるのです。ブースターの素材や設置場所、使用環境によっても差が出ますが、ブースターの寿命に関しては約10年が目安とされています。

ブースターを店頭やネットショップで選ぼうとすると、その種類の多さに戸惑われる方もいらっしゃるでしょう。ブースターには「db」の単位で数値が記載されています。ブースターの購入にはこの数値で表される規格について知っておくことが必要になります。

✓利得(ゲイン)

電波信号をどの程度増幅できるかを表した数値です。

✓雑音指数(NF)

ブースターは電波が増幅されるとともにそれ以上の増幅度で雑音も増幅されるため、増幅された電波が受けるノイズの影響を表した数値が雑音指数です。この数値が小さいほど影響が少なく、鮮明な画像を楽しむことができます。

✓定格出力

受信電波を劣化させることなく安全に増幅できる最大の出力レベルのこと。受信電波がこのレベルを超えてしまうと、ブースターが故障してしまう危険性があります。

またブースターには地デジ対応、BS/CS対応、全ての電波に対応するものがあるため、価格なども考慮の上、必要に応じて選ぶ必要があります。

プロの判断に任せて安心

ブースターには屋内用、屋外用があり、アンテナの真下、屋根裏に設置されているブースターが多いのですが、屋外に設置されているアンテナの近くに設置される場合もあります。どちらの場合も交換、設置作業は屋根裏に上がるもしくは屋根に上るということになり、高所での作業には危険が伴います。また、増幅した電波が弱すぎるのはもちろん、逆に強くなりすぎても、鮮明なテレビ画像を取得することはできず視聴の妨げとなるため確実な設置、調整には経験が必要となります。ブースターの設置が必要かどうか、必要であればどのような種類のブースターが最も適しているかなど、利得(ゲイン)や雑音指数(NF)といった専門的な知識も必要となってきます。ブースターの設置は安易な判断をせず、専門知識をもったアンテナ工事専門業者にご相談されることをお勧めします。