アンテナが立てられない!?景観指定区域について

テレビを視聴するにはテレビアンテナの設置が必要となりますが、もっとも一般的とされているのが屋根の上に設置する八木式アンテナです。
しかし、アンテナを屋根の上に設置する事が出来ない地域があるのをご存知でしょうか?
新たに引っ越しを検討している人には知っておいていただきたい「景観指定区域」についてお話ししたいと思います。

景観指定区域とは?

景観指定区域とは、市町村が条例によって景観についての規制を行っている区域の事を言います。
自治体によって取り組みの内容は異なりますが、景観に対して見逃せない影響を与える建築物については高さや色・外観などについての規制が事細かに定められているのが一般的です。
静岡県では、富士山の景色が人々に愛好されていることから、19市町が景観計画に基づいた景観指定区域を定めています。
このうち、湖西市を除く18市町は全域が景観指定区域となっています。
景観指定区域では、建築物が景観に影響を与えないように配慮する事が求められており、テレビアンテナもそれに含まれます。
テレビアンテナについては「テレビアンテナは目立たないように設置すること」と明記されている為注意が必要です。
他の地域でも外観の一部を構成することとなるテレビアンテナを規制の対象としている自治体も少なくないので、引っ越しを検討されている方は事前に確認しておくと安心です。
また、景観指定区域の景観への取り組みは、住民とのチームワークでなりたっており、法律だけの問題ではなく、今後ご近所付き合いをしていく上でとても大切なものとなってきます。
その地域の景観をまもる為に行っている取り組みなので、その地域の住民となる際には貢献したいものですよね。
では、屋根上にアンテナを設置できない景観指定区域ではテレビを視聴出来ない?と不安になってしまうかと思いますが、アンテナにはいろいろな種類が存在するので設置条件にあったタイプのものを取り付ければ問題ありません!!

景観指定区域でも取り付け可能なアンテナ

近年ではテレビアンテナの種類も増えてきていますが、中でも注目されているのが「デザインアンテナ」です。
デザイン性の高いアンテナの為、景観を損ねたくないと考える方がよく選択しています。
景観指定区域においても、屋根上に設置するものではない為、景観を邪魔することなく設置する事が出来るので安心です。
デザインアンテナは、屋根上ではなく壁面に薄型のボックスを設置するタイプのアンテナで、壁色に合わせたパネルカラーを選べる事が出来る為、新築住宅の外観を損ねないことで注目されています。
また、屋根上に設置した八木式アンテナの場合は、強風や大雪など天候によって破損したり倒れたりする心配がありましたが、デザインアンテナであればそういった心配がないので安心です。
他にも太陽光発電を屋根に取り付ける為、テレビアンテナを屋根上に設置せずにデザインアンテナで壁面に設置するという方もみられます。
一方で、良い事だけでなくデザインアンテナのデメリットも知っておく必要があります。
デザインアンテナのデメリットは八木式アンテナと比べると性能が低く、電波の受信がうまく出来ない事があるという点です。
アンテナが電波を受信する感度は、素子数によって決まりますが、八木式アンテナでは並んでいる横棒の数が素子数となります。
デザインアンテナでは外見から素子の数を確認する事が出来ませんが、構造上デザインアンテナより八木式アンテナの方が多くなります。
その為、デザインアンテナよりも八木式アンテナの方が性能が高いという事となりますが、実際にテレビアンテナを使用する上では多くて20素子以上あれば十分な事が多く、現在販売されているデザインアンテナの中には26素子相当のものもあります。
その為、デザインアンテナでも使用する上で問題ないとされていますが、設置する場所によっては受信感度が弱くなる可能性もあるので、ご自宅の受信感度を専門業者にみてもらい、取り付けても問題ないか判断してもらうと安心です。