アンテナの混合器について

混合器とは

テレビを視聴するためには、アンテナ以外のアイテムが必要になることがあります。
その一つが、混合器です。
混合器は、複数のアンテナからの種類の違う電波を一つにまとめる役割があります。
例えば、地デジ放送とBS放送を混合して一つのケーブルにまとめる場合です。
1本の同軸ケーブルにまとめる役割があり、UHFだけでなくVHFやBSも1本のケーブルにまとめることができます。
混合器で二つの電波を混合することで、家中のどのテレビ端子でも地デジ放送とBS放送を視聴できる状態にします。
混合器は屋外用と室内用があります。
アンテナで受信した電波をブースターで増幅させるには、それぞれの周波数帯域に対応した混合器を取り付けてください。
また、ブースターにも混合器を内蔵したものがあります。
ブースターに内蔵されている混合器は配線がすっきりとするため、見栄えを重視したい人は内蔵型を選ぶと良いでしょう。
構造的には分配器と似ているため、逆結合すると分配器として代用することが可能です。
しかし、分配器は電通ラインの系統が一つしか確保できないため、代用できるケースは限られています。

混合器は多用してはいけない

地デジ放送では混合器を多用すると問題が発生する場合があるため、注意しなければなりません。
特に、UHFアンテナが複数ある場合は要注意です。
UHFアンテナ1とUHFアンテナ2の2本のアンテナを設置する場合、アンテナ1が地デジ放送の送信所の方向に向いており、アンテナ2が別の方向を向いていると問題が発生しやすくなります。
それは時間的な遅れが生じるからです。
時間的な遅れが生じると、デジタル信号が干渉してしまい、電波が受信できなくなってしまいます。
反射波の遅延量がガードインターバル区間を超えている場合や、山までの往復距離による減衰量が、28dBに満たない場合は電波を受信することができないでしょう。
現在の地デジ放送は、38kmまでの遅延があっても受信できるように設定されています。
つまり、片道19km以内に山があっても問題はありません。
しかし、遠い山からの反射波は弱くなるため、山が複数ある場合は注意しましょう。