未来の技術の必須アイテム!?【オンガラスアンテナ】

スマホ・タブレットの普及の高まりで、ネットで繋がるモノが増えてきています。
特に注目を集めているのが<コネクテッドカー>ではないでしょうか?
<コネクテッドカー>とは、ICT端末としての機能を持つ自動車のことで、簡単に言うとインターネットにつながる車両のことです。日本の大手メーカーが次世代型の車として各社こぞって開発に力を入れています。
スマホのようにカーナビにアプリをインストールして、移動中に自宅の家電を遠隔操作したり、音声で車内の操作をしたり、観光地の情報や飲食店の情報を入手できたりします。
また、事故などの緊急時にドライバー本人が通報できない時がありますね。そんな時エアバッグの作動、車両搭載のセンサーが事故を感知すると自動的に警察・消防などに通報するシステムも利用できるようになるのです。将来的には自動運転も可能になるでしょう。

そんな未来の車のネット環境に大きな役割を果たすのが【オンガラスアンテナ】です。
【オンガラスアンテナ】とは携帯基地局用アンテナとして開発されたガラス板型の透明アンテナのことです。
透明な導電材料を使用して窓ガラスに貼り付けるもので、(屋外用小型基地局)のアンテナとしての機能を持っています。車両の窓ガラスに設置して「次世代通信5G」の通信に成功しており、走行中の車でも安定した高速通信を行うことが可能です。

データ通信量増加で、迫られる基地局の増設

データ通信量が増加する中、基地局の増設が携帯会社の課題となっています。
都市部では高層ビルに遮られて電波が届きにくい場所ができてしまうため、小さい範囲をカバーする小型の基地局を大量に設置して、1個の基地にかかる負担を分散させているのです。基地局の設置にはビルの所有者の許可が必要ですが、見た目の悪さから設置の許可が下りないこともあり設置場所に苦心してきました。
基地局の機器や電源設備を天井裏など人目に触れない場所に設置したり、マンホール型や街灯型など、景観に溶け込む基地局の開発に取り組んできたのです。
【オンガラスアンテナ】は建物の内側に設置するため、「工事がしやすい」「風雨の影響がない」「保守点検がしやすい」という利点があり、今後期待される技術です。

実用化は目前!携帯端末の次世代通信規格・「5G」の導入

欧米では2019年、日本でも2020年に運用開始予定の次世代ネットワーク5G。
この5Gの特長は3つあります。
1)高速大容量「高速で容量の大きいデータ通信が可能」
2)低遅延「通信の遅れがほぼ発生しない」
3)多数端末接続「1平方kmの範囲内の端末100万台が同時に接続可能」

この5Gの技術を必要としているのは、現状の携帯ユーザーである人間はもちろん、<コネクテッドカー>のような車や機械・家電といった<モノ>が新しいユーザーとなります。
車の自動運転、遠隔操作による危険地帯でのロボットの活動や、ドローンの遠隔操縦など、未来の技術の向上にもつながります。
過疎化が進む地方では医師不足に悩む自治体も多いかと思いますが、各家庭や病院のネット環境が整えば、どこに住んでいても必要な診断を受けることが可能になったり、医師がロボットを操作して手術を行うことも可能になるかもしれません。それだけに、ネット環境の整備は都市部だけの問題ではなく、人口が少ない場所にこそ必要とされる時代がくるかもしれないのです。

5Gは電波の特性上、カバー領域が狭いため今以上に大量の基地局が必要になります。
ガラスアンテナの技術は、次世代のモバイル通信「5G」の導入で広く活用される可能性があります。さらに技術が進歩すれば、ガラスアンテナだけでなく次々と新たなアンテナが誕生して新しい「〇〇アンテナ」となり基地局として設置される日が来るかもしれません。