デザインアンテナの自由度

平面アンテナ、壁面アンテナ、フラットアンテナ。
近年人気の高まる「デザインアンテナ」はその形状や設置場所からいくつもの名前で呼ばれています。
こうした名前が示すように、「デザインアンテナ」はまさに「自由度」の高いアンテナと言えるのです。
この数年、大手メーカーから更に高性能で便利になったデザインアンテナが発売されたことで、その自由度は益々高くなっています。

デザインアンテナを知る

これまでは屋根の上に乗っている魚の骨に似たアンテナ「八木式アンテナ」が一般的に広く使われてきました。
「デザインアンテナ」はその名前の通りデザイン性の高いアンテナです。
八木式アンテナのように尖った形ではなく、長方形で薄い板のような形状をしていることから「平面アンテナ」「フラットアンテナ」と呼ばれることもあります。また屋根の上に設置するのではなく壁面に設置することから「壁面アンテナ」との名前もついています。
すっきりとした凹凸のないデザインは、スマートでクセがないため、どのようなデザインの建物にもマッチする優れものです。デザイン性が高い分、八木式アンテナに比べて価格が高くなることがデメリットだと言われてきましたが、様々な製品が作られる中で、大型の八木式アンテナと比較しても安価に設置できるようになってきました。
おしゃれに敏感な若い世代からも支持を受けたことは、デザインアンテナが広く採用されるようになった一因と言えるでしょう。

デザインアンテナの自由度

屋根の上に設置されるこれまでのアンテナに比べ、デザインアンテナは多くの点で自由です。

設置場所の自由

設置場所をある程度の自由を持って選べることから、風雨や直射日光が当たることによる劣化を避けるために雨や日差しの当たりにくい場所に設置することも可能になります。
また、屋根に設置する必要がないので、アンテナを気にすることなく太陽光発電システムや片流れ屋根を採用できることも、デザインアンテナの自由度によるメリットでしょう。
電波状況等の条件が一致する場合は屋根裏への設置も可能で、住居のデザインを重視してとにかく目立たない場所に設置したいという方に人気の設置方法です。
もちろんデザインアンテナも屋根の上に設置することが可能です。BSアンテナなどのマストに取り付けるケースもありますが、鳥の大群によって被害が出ている場合、鳥がとまることのできないデザインアンテナの方が被害を小さく留めることができます。

アンテナカラーの自由

デザインアンテナにはホワイト、ブラウン、ブラックなどのカラーバリエーションがあることから、窓枠やサッシなどとのカラーコーディネートも楽しめます。
また、壁面に色を合わせれば壁の一部になり、壁面にビスで固定されたアンテナが建物自体の強度を高めます。
アンテナカラーの自由度によって、アンテナで自宅の雰囲気を損ねることがなくなります。

デザインアンテナのデメリットを知る

デザインアンテナの持つ自由度で、住いのスタイルや景観にこだわりを持つお客様にも様々な選択肢を提供することが可能になっていますが、デザインアンテナにも「受信感度」という弱点が指摘されています。
これまで広く使われてきた「八木式アンテナ」程の受信感度がなく、また電波指向性も弱いため、お住まいのある地域で電波状況等の条件がそろわなければ従来型のアンテナを設置することになります。
アンテナ工事専門業者に依頼して正確な調査をすることが大切です。価格は上がりますが、受信感度が格段に良くなった製品や、設置後の角度の調整が可能な製品なども出ているため、専門業者にご相談の上、慎重にご検討されることをおすすめします。