災害で倒壊したアンテナは保険で直せる?家屋の保険の補償範囲

アンテナを取り付けると、いつか訪れるのが老朽化や故障。台風や積雪などの自然災害でアンテナがぽっきり折れてしまうことも考えられます。自然災害で倒壊したアンテナは、家屋にかけている保険の補償対象なのでしょうか?もし対象に含まれるなら、すごく助かりますよね。ここではその解説をしていきます。

家屋にかける保険の種類

住宅を購入すると、多くの方が保険に加入します。家屋に関する保険はこの「火災保険」の加入をベースに考えます。
地震保険、家財保険、地震保険
など、個人の意向で不足する補償を考え、必要な保険に加入します。

  • 火災保険…火災、落雷、破裂、爆発などが対象
  • 家財保険…火災保険の対象外の家具生活用品の損害が対象
  • 地震保険…地震による損害が対象

各保険会社によって保険商品の種類がありますが、基本的な家屋の保険の補償内容はこの通りです。

家財保険は火災保険に付随して加入し、地震保険は別途契約になります。
補償額についても火災保険の契約内容が基本となり、その30%~50%の範囲で設定されます。このような決まりなので、火災保険に入らずに家財保険や地震保険に入る…ということはできませんでしたが、近年では住まい全体の保険とした商品も多く、総合的に保障の対象を選ぶこともできるようになりました。

以上を踏まえて、主に家屋に損害が起きるシーンには、以下のようなものがあります。

  1. 火災、落雷、破裂、爆発、風災、
  2. 水災、ヒョウ災、雪災
  3. 盗難、水漏れ
  4. 破損

1については火災保険の補償内容の基本的なところなので、火災保険に入りさえすれば安心ができます。
2、3、4については住宅まわりの様々な環境を考慮して、対応する保険に加入するか判断をします。3、4については保険会社によっては「総合的な火災保険」や「家財保険」として扱っている場合もあります。

火災保険は万能?アンテナの破損は補償の対象か

そもそも火災保険とは
「家屋と収容された物品を対象にした保険サービスで、火災による損害を補填する」と定義されています。名称に「火災」とついていますが、その補償内容は広いものとなっています。

「自然災害でアンテナが折れた」という事例は、家屋に設置された設備であり建物の一部という扱いになるので、火災保険の対象となります。

アンテナの修理費用や、壊れたアンテナの撤去費用、調査費用、応急処置の費用も含めます。また、施工から3年間は保険金の申請ができます。

ただ、火災保険が使えない場合もあり、

  • 自然災害が原因でアンテナが壊れたと認められない時
  • 損害金額に換算すると少額で、保険金の対象外となる時

こんな時は火災保険では保証されません。
「災害が原因でアンテナが折れた、故障した」という事実の裏付けが調査によってしっかりととれることがまず大前提となります。「経年劣化によるもの」と判断されると火災保険の対象外です。

そして「損害金額に換算した時に少額すぎる」という場合ですが、この場合も火災保険の対象外となってしまいます。
免責金額(保険加入者が補償を利用する場合に自己負担する金額のこと)の設定金額が無く、損害補償の最低金額が、例えば30万円以上だったとすると、アンテナの故障だけではその金額に満たないので、補償は下りません。最低金額が設定されていない場合もありますが、保険サービスの内容により変わります。

まとめ

自然災害によるアンテナ故障の補償を受けるにあたって、火災保険では、災害が原因での故障という因果関係がしっかりと証明できること、それぞれの火災保険サービスの補償金額の影響を受けないことが重要ということを述べました。
また、災害の影響を受けずとも、アンテナの寿命はおよそ10年と言われており、劣化が進むと電波の受信ができなくなったり、錆が原因で倒壊してしまうことも考えられます。必ずしも災害が原因と言い切れないこともあるので、テレビ視聴に関する不調が続く場合は、家屋の電気周りも含めて専門の業者に点検を依頼するようにしましょう。