テレビの映像の劣化と対策

テレビをいつも通り視聴していたはずなのに、突然映像が途切れ、「エラーコード0202」などと表示されたことはありませんか?その表示は何らかの原因によって、入る電波が弱くなっていることを意味していて、電波障害やその他の原因が関わってきていることが多いのです。どんな障害の例があるのか、ご紹介していきます。

電波障害とは

電波障害とは、様々な原因により電波が遮蔽されて受信しづらくなっていることをいいます。テレビの電波障害は比較的わかりやすく、映像にノイズが入ったり、乱れたり、画面に映像が映らなくなったりします。

・周辺の環境や建物による遮蔽障害

テレビの電波障害のうち最も多い原因と言われているのがこの近隣の建物による遮蔽障害です。
テレビアンテナが電波を拾う向きに建物が建つと、電波が遮られる部分は電波レベルが低くなり、正しく受信しづらくなります。
建物が大きければ大きいほど、電波に影響を生じ、映像へ障害が出やすい傾向にあります。
全国で地上デジタル波に切り替わってからは、遮蔽障害が少ない電波構造に変わりましたが、アナログ波の方が顕著に障害が出ていました。

・携帯電話や電子機器による電波障害

2012年の地上デジタル波への移行があってから、それまで使っていたVHF電波帯をテレビ放送では使用しなくなり、現在では携帯電話の電波帯として用いられています。
携帯電話基地局周辺の建物では、テレビ信号増幅のためブースターを使用している場合、動作不良を起こし正常に電波が受信できない事例が確認されています。このため携帯電話各事業者ではVHF帯携帯電話基地局周辺の建物におけるテレビ受信設備への対策を進めています。

・送電線による受信障害

送電線が原因になり電波の受信障害が起こることもあり、同じ送電線を使っている世帯で同時に起きることが多いです。電線や周辺の部品を取り換えるなど自治体が対策を取る必要があります。整備が行き届いている地域も増え、トラブルとしては少なくなってきました。

アンテナレベルって何?

アンテナレベルとは、放送電波の受信強度のことで、レベルの最大値が72となっていますが、そのうち50以上の数値であればテレビ視聴には問題ありません。
電波障害とは、何らかの原因によりアンテナレベルが下がってしまうことをいいます。
リモコン操作で受信レベルを確認する項目を選ぶと、アンテナレベルを確認することができるので、定期的に確認すると良いでしょう。

原因別!映像の劣化への対策

電波障害以外にも、さまざまな原因でテレビの映りが悪いことがあります。
原因別に対策を紹介します。

◎接続が間違っている

VHF地デジ端子とBS/CS端子など、差込口が似ているものに間違って差し込んでいると、うまく受信できません。テレビの説明書があれば手元に置いて、一度確認してみてください。

◎アンテナケーブル・端子の接触不良

無理やり差し込んで破損してしまったり、アンテナ同軸ケーブルの中心の芯が曲がってしまうと、受信が不安定になる原因となります。
特に壁面アンテナ端子、アンテナケーブル、分配器・分波器テレビやレコーダーを接続しているケーブルに接触不良がないか確かめてみてください。

◎ケーブルや分波器、周辺機器の劣化

接触不良ではなかった場合、次はケーブルや周辺機器が劣化していることが考えられます。
ケーブルや機器自体を交換して改善するか試してみましょう。

◎分配器の性能が低い

テレビ・レコーダーを増やす場合分配器や分波器を用いますが、性能が低いものだと電波の損失が多くなるため、もともとのアンテナの受信レベルが低い地域だとうまく受信できない場合があります。また、分波器が周波数で分ける仕組みであり、損失が少なく済むので分波器への取り換えを検討しても良いですね。

◎アンテナからテレビの間に距離がある(使用しているケーブルが長い)

アンテナとテレビ間の距離があると、必然的に接続に使うケーブルの長さが必要になります。
ここでも送受信する電波の損失が生まれ、アンテナレベルが低下します。可能な限りアンテナとテレビ間の距離を縮めましょう。