マンションなど集合住宅でアンテナレベルが低い場合

マンションやアパートなど集合住宅で「テレビが映らない」場合、まずはテレビ周辺の配線、B-CASカードなどが正しく装着されているかを確認する必要があります。エラーコードやアンテナレベルのチェックからアンテナレベルが低いと判明した場合は、アンテナが個別に設置されているケースと共聴アンテナのケースでは対処の方法が変わってきます。それぞれについてみていきましょう。

アンテナが個別に設置されている住宅の場合

集合住宅でも、地デジ用アンテナ、BS・CS用アンテナともに個別で設置されているケースがあります。ベランダにUHFアンテナやパラボラアンテナが設置されている、リビングに室内アンテナがあるという場合がそのケースに当たります。アンテナが各戸に設置されている場合でテレビが映らない時にはいくつかの不具合が考えられます。

□アンテナの向き

アンテナが電波を受信しやすい適切な方向を向いていないのかもしれません。アンテナの向きを少し変えるだけでアンテナレベルは大きく変化します。集合住宅の場合、上下や両隣の家でも同じ電波塔から電波を受信しているのでアンテナは同じ方向を向きます。まずはご近所のアンテナがさす方向に揃えてそこから微調整をすることが必要です。テレビを美しい映像で見るためにも、アンテナの調整はプロの技術に任せることをおすすめしています。

□アンテナケーブルの接触

アンテナケーブルが壁端子にしっかりとはまっていないとアンテナレベルが悪くなります。1度抜いてから挿しなおしてください。ケーブル全体を手でさすって断線がないことを確認する、加えてアンテナケーブルの中軸が曲がっていないかもチェックしておきましょう。

□受信電波が弱い

お住まいが受信電波の弱い地域であったり、近くに電波を遮る様な大きな建物がある場合は電波が自体が弱くテレビが映らないことがあります。また、複数のテレビを分配器によって接続している場合も電波はさらに弱くなります。こうしたケースではブースター(増幅器)を利用することで電波が強くなりテレビがきれいに映るようになることがあります。ブースターは使い方によって電波が強くなりすぎて、電波障害が発生する危険性もあります。使用に不安がある場合はアンテナのプロにご相談ください。

共聴アンテナを利用している集合住宅の場合

最近の集合住宅では1本のアンテナで各戸のテレビへ電波を送ることができる「共聴アンテナ」が採用されることが多くなりました。各戸にアンテナを設置する場合に比べて、マンションの外観もスッキリし、またアンテナへの対応も個々に行う手間が省けます。こうした「共聴アンテナ」を利用しているマンションでテレビが見えなくなってしまった場合は、アンテナで受信した電波を各戸に送る分配器やケーブルに問題が発生している可能性が高くなりますが、問題点の確認や修理に関しては専門的になるため、個人個人での対応はできません。共聴アンテナを利用しているマンションでテレビが映らなくなってしまった場合は、まずテレビの電源が入っているか、アンテナケーブルの配線や壁端子への挿入が正しく行われているかを確認したうえで、管理会社に問い合わせるようにしましょう。

マンションの全戸でテレビが映らなくなっている場合は、送られてくる電波そのものが弱くなっている可能性があります。台風などの暴風、雷など天候によってもテレビが映らなくなることがあるので、天候の回復を待って映像が正しく映るかを確認する必要があります。また、暴風や落雷などで共聴アンテナ自体が破損している可能性もあります。そうした場合には管理会社に問い合わせた後、アンテナ業者が入って修理をすることになるでしょう。