地デジアンテナの屋根裏設置について

テレビアンテナというと屋根の上に設置されている魚の骨のようなものを想像したり、壁に取り付けられている薄型長方形の箱状のアンテナを思い浮かべる方が多いでしょう。実は、外からでは見えない場所「屋根裏」への設置が注目されています。嬉しいメリットと同時に設置にはいくつかの条件クリアが必要となります。地デジアンテナの屋根裏設置についてみていきましょう。

地デジ屋根裏設置におけるメリット

従来電波の受信がしやすい屋根の上や外壁など、環境の影響を受けやすい場所に設置されていたアンテナを、屋根や壁に囲まれた「屋根裏」に設置することでアンテナには様々なメリットが生まれます。

◎住まいのデザインを邪魔しない

家の外からアンテナ本体や周辺機器への配線などが見えなくなるため、建物の外観を損ねることがありません。こだわりを持って住まいをデザインされる方にはとても喜ばれる施工法です。

◎環境の悪影響を受けない

直射日光、台風、雨風、雪などの天候や災害による影響、カラスやスズメなど野鳥の止まり木になり、ケーブルをつついたりフンをまき散らすことによる影響など、外に設置することでアンテナが受ける様々な悪影響がなくなるため、アンテナの劣化が抑えられ、アンテナの耐用年数が格段に長くなります。天候や自然環境の影響を受けることがないので、設置時にアンテナの向きを正確に定めれば、ほとんどのケースで再調整の必要がありません。

◎倒壊のリスクがない

屋根の上や外壁など高い位置に設置されているケースではアンテナが何等かの影響により破損した場合、倒壊や落下で周囲に危険が及ぶリスクがないとは言い切れません。屋根裏設置ではこうした心配が全くなくなります。

◎建物に優しい

屋根に固定したり外壁に取り付ける従来の施工では建物にも設置の負荷がかかり、、建物自体の劣化を進めてしまうことになります。

◎設置やメンテナンス作業がしやすい

屋根の上の高所作業では、足場の確保なども含めて危険が伴いますが、屋根裏の場合は屋内のため作業がしやすくなることに加え、アンテナの定期的なチェックの他、テレビ映像に不具合が生じた場合もすぐに対応することができるようになります。

地デジ屋根裏設置における注意点

条件によっては屋根裏に設置できないケースがあるので、注意が必要です。

「電波状況が良好である」
「アンテナを設置できるスペース(約1m立方以上)が確保できる」
「屋根裏に通じる点検口がある」

以上の条件がクリアできれば屋根裏に設置が可能になります。地デジでは反射波という電波を集約することができるため、屋根裏に設置する場合もほとんどのケースで問題なく電波を受信することができるようになりました。ただし、建物の壁や屋根によっては電波が通りにくい素材が使われていることがあり、視聴環境については事前にしっかりと確認する必要があります。また、屋根に太陽光パネルを設置している建物では、パネルの向きによっては屋根裏設置ができないケースが出てきます。それぞれのケースに沿った対応が必要になるので、アンテナ設置専門業者にご相談下さい。

屋根裏設置にあたって

屋根裏設置は屋内での作業とはいえ、同軸ケーブルや分配器の状況によっては、高所での作業や特殊な工具を用いての作業が発生する場合があります。アンテナ設置を確実にするためには配線や電波に関する知識、屋内の壁に配線する工事に関する知識など専門知識が必要となります。屋根裏の状況、電波の受信状況など、その都度確認しながら地デジアンテナ設置作業を進めることができるアンテナ工事専門業者に依頼することで確実な設置工事が可能になります。