アンテナの寿命と交換について

普段何気なく見ているテレビですが、電波を受信するためにアンテナを使用しているのはご存知だと思います。
実はそのアンテナにも寿命があるのを知っていますか?
設置したままにしておくと、弊害が出て思わぬ事故が起きてしまう可能性もあるのです。
では、どのように見分けて交換をすれば良いのでしょうか?紹介していきたいと思います。

アンテナの寿命

一戸建ての家のものだと、アンテナの寿命はおよそ10年と言われています。
しかし、家の立地や環境によって縮まることも多いです。
特に潮風がある海辺の街や排気ガスの多い都会、自然災害が起きやすい地域だとその傾向が顕著にあらわれます。
魚の骨状の八木式アンテナは、主に鉄などの錆びる素材でできており、地上より高い屋根の上では雨風や雪、強風の影響を受けやすいです。倒壊の危険、漏電などのおそれもありますので、下記の例には注意をしてください。

●アンテナが寿命を迎えた例

  • アンテナが倒れて、一部の素子(魚の骨状の部分)が破損している
  • アンテナを支えている支線が錆びている
  • アンテナ全体が錆びている
  • 屋根馬(アンテナの土台)が錆びている

アンテナやそれを支える支線・屋根馬に錆がある状態でも、電波の受信はできる事が多いですが、負荷がかかると壊れてしまいやすくなります。
強風にあおられアンテナが折れて、通行人を傷つける事故に繋がるので、数年に一度はチェックした方が良い項目のひとつです。

素子の破損もそのままにしておくと、熱を発生させ火災に発展する可能性があるので、テレビ視聴に異常がなくても、たまに目視で確認をした方が良いでしょう。
アンテナ劣化が見た目にあらわれていなくても、地デジ移行前のアナログVHFアンテナの場合は、アンテナが作られてからかなり時間が経っていることになるので、デジタルUHF波対応の新型へ早めの交換をお勧めします。

撤去・交換をしたいときは?

アンテナのチェックをしてみて、撤去・交換することになったアンテナは一体どのように扱えばよいのでしょうか?
DIYが得意な方は、ご自分で作業を行うことを考えるかもしれませんね。
ですが、アンテナは電気にまつわる部位なので、プロでない人が扱うと危険です。
テレビアンテナは高所にあることが多く、足を滑らせて怪我をしてしまうことや、テレビアンテナの錆びが雨で溶け出して屋根に付着すると、屋根も腐った状態になり、踏み抜いてしまうことも考えられます。
また、BSアンテナが併設されている場合や、複数の電波帯をまとめて受信ができるマルチアンテナの場合、業者でなければ対応が難しい事例もあるので、老朽化したテレビアンテナの撤去は、業者に任せることをお勧めします。

アンテナ撤去を業者に依頼する費用相場

アンテナが使えなくなった場合、部品を付け足して使用する場合と、アンテナをまるごと交換する場合があり、それぞれ費用相場が異なります。

●アンテナを付け足して使用

アンテナの土台に錆びや老朽が少なくまだ利用できる場合は、古くなっている部分の撤去費用と付け足す部品の費用がかかります。老朽の度合いにもよりますが10万円程度です。

●アンテナごと交換

アンテナまるごと交換が必要な場合は、撤去・交換費用と新しいアンテナの費用で15万円程度と言われています。

●アンテナの撤去のみ

アンテナを新しく取り付ける必要がない場合、新しい部品やアンテナの料金がかからないので、2万円程度で済みます。

まとめ

業者に依頼する場合、料金がかかりますが、前述したとおり自分で作業を行うのはリスクが大きいので、プロである業者に頼むことで安全にアンテナを撤去・交換することができます。
金額はけして安くない工事なので、複数の業者に見積もりを取る事をおすすめします。同じ作業の依頼でも業者により違う可能性があります。
インターネットでの金額を見て相談をしても、実際に見積もりを取ると思ったより高くなってしまう事例もありますので、比較してより安心できる業者に依頼しましょう。

アンテナの交換をして、今より快適なテレビの視聴ができたらうれしいですよね。実は新しい物に交換すると、受信感度が格段に良くなることが多いのです。アンテナの老朽化に気づいたときは、アンテナの交換を検討してみてはどうでしょうか?