4K8Kテレビが暗く見える?どんな理由が考えられるのか

2020年が始まり、日本中でオリンピックイヤーの盛り上がりが見られる中、4K8K放送にも期待が高まっている今日この頃です。

テレビの買い替えは済ませていて、あとはチューナーを取り付けるだけ、あるいはアンテナの設置やケーブルテレビの加入を進めるだけという方も多いのではないでしょうか。

4K8Kテレビの視聴環境が整うにつれ、2Kの時よりも暗く感じるといった声が聞かれるようになり、原因の解明や問題の根本的な解決が急務とされています。

そこで今回は、予備知識として知っておきたい4K8K放送が暗く見える時の理由と改善されつつあるポイントについて考えてみましょう。

 

全ての4K8K放送が暗く見えるわけではないその理由とは?

①発売当初の4Kテレビの最大輝度が1000nitを下回っていたから

4K放送の最大のメリットであるHDR【ハイ ダイナミック レンジ】の特性を生かすためには本来、テレビ局が編集時に使用する1000nitの輝度を備えていることが目安とされているのに対し、発売当初の4Kテレビの標準輝度が500nit前後だったことから、HDRの色や明るさの幅を忠実に再現できていなかったことが暗く見える理由の一つと考えられています。

実際に画素数が上がり映像としては鮮明になったはずなのに、再現しきれていない状態でした。

これは特にチューナーを外付けにした場合に頻繁に見られるトラブルでもあったため、圧縮された映像の信号を受け取る際にチューナー内での変換がスムーズに行われていなかった可能性も指摘されています。

現在改良が重ねられ、チューナー内蔵の後発の4K8Kテレビにおいては、2Kをはるかに上回る高画質での視聴が可能となっています。

②2K放送用に撮影された映像を変換(アップコンバート)すると色と明るさが不自然になるから

現在放送されている地上波デジタル放送の多くは2Kで視聴する前提の撮影となっており、それを4K8K放送用に変換された時のコントラストが曖昧になるという点が指摘されています。

その点NHKでは全ての撮影を4Kカメラで撮影していることから、民放各社と比べるとアップコンバート時のギャップが生まれにくく、視聴時に暗く見える現象が起こりにくいと言えます。

この問題点については、最終的に一般家庭のテレビに4Kが出回ってスタンダードになる頃には、民放での撮影も4Kカメラが主流に切り替わることが想定されており、順次改善されていくことが期待できます。

③2Kテレビのバックライトがかなり明るい設定になっているから

ブラウン管のテレビから2Kのハイビジョンテレビに切り替わった際と、今回の4K8K放送へ切り替わる際に行われる高度な画像の処理方法には雲泥の差があります。

特に、2Kに合わせた彩度にしてしまうと、4Kで見た場合に白飛びする可能性が指摘されており、全ての画像をそのまま移行できる域には達していません。

そのため、現在のような移行期にこういった視聴者の「視覚的な慣れ」から来る違和感がトラブルとなって表面に出てきてしまうのは今後のあらゆる番組作りにおいても課題とされるでしょう。

 

まとめ

販売当初の4Kテレビは最大輝度が若干低めだったことは事実であり、リモコンで設定を変えても2Kと比べると明暗の差が自然ではない現象が見られるようです。

これは外付けの4Kチューナーを取り付けた場合に特に目立つため、初期の4Kテレビを既にお持ちの場合は実際に視聴を始めると暗く感じる可能性があるということを考慮しておきたいところです。

 

しかし徐々に改良が進み、チューナー内臓型の4K8Kテレビは概ね再現度も高くなってきており、収録する際の映像も4Kでの撮影が進めば民法・NHK問わず鮮明な画像が自宅でバラつきなく視聴できる環境が整っていくでしょう。

 

いずれにしても、2Kから4K8Kに切り替えた際のトラブルや疑問点については、早めに相談してみることをおすすめします。